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2010年02月02日

カブトムシ















これはカブトムシの幼虫です。
ヨトウムシの幼虫ではありません。
そもそもヨトウムシはガの幼虫で、越冬する時はサナギになります。また堆肥の中には住みませんし、色も大きさも形もまったく違う生き物です。
ヨトウムシは漢字では「夜盗虫」と書きます。読んで字のごとく夜行性で、夜の間に野菜などの葉をかじってしまいます。食欲旺盛で、大発生すると夜間に食害する音がガサガサと聞こえてくるほどの虫です。
暖かい時期になるとそこらじゅうにいる虫で、特に葉もの野菜を作られる農家にとっては代表的な害虫です。
一方カブトムシは標高1500m以下の山地〜平地の広葉樹林に生息していて、とりわけ江戸時代から農耕利用目的で全国的に育てられてきた落葉樹の二次林に多く、本州以南から沖縄本島まで分布し、日本以外にも朝鮮半島、中国、台湾、インドシナ半島まで分布しています。幼虫は腐植土(腐葉土)を糧とし、生木、腐食の進んでいない枯木は食べません。朽木や枯葉が微生物等の働きで土状にまで分解されたものを好む生き物です。
 カブトムシは都会ではデパートなどで高値で販売されているようですが、ここ香川では夏に山へ罠を仕掛ければ誰でも簡単にたくさん捕まえられます。  


Posted by Masa at 11:40Comments(0)