
2010年04月12日
花間引き
今日は花間引きをしました。
桃には自分で受粉できる品種とできない品種があります。
自分で受粉出来る品種の桃は人の手で受粉する必要はないのですが、その分たくさんの実がついてしまいます。
美味しい桃に育てるにはたくさんの太陽の光が必要です。その太陽の光を浴びて桃の栄養を作る所が葉っぱで、それを貯めているところが枝になります。
一定面積あたりの葉っぱの量はだいたい決まっているので、美味しい桃を成らせる数も決まっています。
成らし過ぎてしまうと養分を取り合ってみんな小さくなって味も悪くなってしまいます。
だから花を間引いてちょうど良い数にしていきます。
ただ、残った花もすべてが奇麗な実になるわけではありません。当然受粉が上手くいっていなければ結実せず、花が終わるとなくなってしまいます。なのでその時々の気候をよみながら残す数を調節します。
受粉がうまくいき結実すると緑色の実がつきます。でもそれが良い実になるかどうかはある程度大きくなってみないと分からないので、大きくなるにつれてさらに間引きをして良い実を残していきます。
花間引きはそんな第一段階。
畑のすべての桃の木が終わるまで、たくさん時間が必要です。
Posted by Masa at 09:44│Comments(0)