
2011年04月02日
有楽町
翌日は営業先まわりを兼ねて東京を散策しました。
震災当初は街に人がいなくなったと言われていましたが、有楽町駅前はいつもよりも人が多いように感じました。みなさん遠出を避けているからなのか、このまちはとても活気がありました。
どさんこプラザは大盛況。ここのアンテナショップだけは圧倒的にお客さんの数が違います。
東京の人は北海道が大好き。
一年中あちこちで、色んなお店で北海道物産展を見かけます。
八重洲方面に向かっているとなにやら騒々しい人の列が。
原発反対とエネルギーの政策転換を訴えるデモ行進でした。こんかいのデモはかなり大勢の人が行進していました。街のど真ん中を警察車両に護衛されながら大勢の人がデモ行進する。これはまさに東京らしい光景でした。
原発に関してはこれまで電気代の低価格を実現し、資源を持たない日本産業が利益を生み出すために多大な貢献をしてきたことは事実です。これがそっくり火力発電に変ってしまえば、高い油を大量に買い付けて燃やす必要があり、その経費を考えるとおそらく日本の骨格を支える多くの産業が世界的な競争力を失ってしまうでしょう。
これから原発をなくしていこうと思えば、これと同等以上の発電量と低コストを実現できる施設が必要になりますが、今は多分そんな物はこの世に存在していないので、エネルギー転換をいち早く進めるためには、まずその開発に大きな予算をつけて取り組み始めることが第一歩になるのではないでしょうか。
ただ、それには莫大な予算がかかると思われるので、これまで他の先進国も原発開発に進んで行ったのだと思いますし、今回被害の無かった他国ではとりあえず原発を続ける国が多いと思います。また日本がこれから新エネルギー開発に莫大な予算をかけて取り組むことになれば、その成果を予算をかけずに大口を開けて待っている国が少なくないと思います。
これから日本の国は何を取り組むにしても借金だらけ。もしくは増税。複雑な気分です。
Posted by Masa at 14:13│Comments(0)